《イタリアの記憶101》・・・cielo (空)
数日前から、ぐっと冷え込み
いきなり冬並みの寒さになってしまいました
日没後のくるみ地方は、一桁台の気温になっています
帰国後、ずいぶんと経ってから気が付いた事なのですが
『イタリアと日本は、空の色が違うんじゃないか?』
先日、撮影した日本の空
20年以上前に撮影したフィレンツェの空
この写真は、ネガをCDRに書きこんだものです
ネガ自体も痛んでおり、色もくすんでいます
が、それにしても日本の空とイタリアの空の『色気』が違うのは歴然です
カメラの構造上、肉眼で見た色と、撮影された色が違う事もあるでしょう
確かめる為に、約3年前の2月、ミラノの空の色を改めて見直してみました
やっぱり、日本より青いんです
何故なんでしょう?
イタリアの方が日本よりも空気がきれいだと言う事は、決してないのですけど
気象予報士さんでしたら、理由が分かるでしょうか?
青い方が良くて、青くない方がいけない、というのではなく
空の色は、その国に住む人たちの色彩感覚を養うように感じたのです
やっぱりイタリアは原色が似合う
日本は、優しいペールトーンの色合いが似合う
私の感じる日本の色は、日本画によくある『池で泳いでいる錦鯉』の絵なんですよ
濃い青の空も、薄い青の空も、それぞれに良さがあるように感じます
今年もこの作成が始まりました
by sole-e-luna | 2009-11-05 01:23 | 心に残る風景