《イタリアの記憶28》・・・イタリア語
最初の頃は、言葉を覚える度に、単語の響きをひとつひとつ感じていました。
”かわいい響き”とか、”強い響き”とか・・・
私は洋服の仕事をしていましたので、洋服に関する単語から、いくつか感じた響きを紹介します。
○ジャケット→『Giacca』ジァッカ・・・ショート丈の堅いジャケットみたい
○コート→『Cappotto』カポット・・・スポッと身を包んでくれそう
○シャツ→『Camicia』カミーチァ・・・かわいい!一番好きな響き
○スカート→『gonna』ゴンナ・・・ズドンとしたスカートみたいでかわいくない
などなど
また、イタリア語で”美しい”は、『Bella』ベッラとか『Bello』ベッロと言うのですが、フィッティングの際、「ベッラ」と言われても、褒められている気がしませんでした。
私には、奇麗な響きには感じなかったので・・・(ベムベラベロみたいだし)
こんな風に言葉を響きで覚えていきました。
日本人にとって、英語以外の外国語は、殆どが初耳だと思うので、響きを感じやすいのかもしれません。
余談ではありますが、日本語と同じ発音の単語を紹介します。
『Cicala』チカラ・・・意味『蝉』
『chiodo』キョウド・・・意味『釘』
『Carta』カルタ・・・意味『紙』
発音は一緒でも、日本語とは全く違う意味の言葉です。
唯一カルタだけは、日本語の意味と近いので、マルコポーロが日本に持って来たのかな?なんて想像してしまいます。(本当かどうかは分りませんが)
by sole-e-luna | 2007-07-04 02:00 | 生活/言葉