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無料のおもしろネタ画像『デコじろう』用アイコン02 《イタリアの記憶93》・・・VW   

当時のイタリア人にとって、車は単なる足代わり。
だから、動けばヨシ!
外見が汚れていても関係ない。

街の中で、洗車したてのキレイな車を見かける事は殆どありませんでした。

年に一度、日本に帰国する度に、『日本の車はピッカピッカだな〜』と感心したものです。

日本の車は、外見もキレイですが、中には車内の中もまるで移動部屋かのように装飾されている車を見かけたりしますが、イタリアでそういった車を見かける事は、まず有り得ません。
何故なら・・・、車内の物を盗まれるからです。


イタリアに行って早々に驚いた習慣。
『車から出る時は、オーディオセットを外して持って出る事!』
(オーディオセットって、簡単に外せるんだ〜。。。と言うのが最初の感想)
車から降りる時、車の中には何も置きっぱなしにしない事が、原則なんです。
ロックされている車内の中に、何か置いてあった場合、窓を割られる危険性があります。



私はミラノで車を持ってはいませんでしたが、ドイツ人の車に乗せてもらう事がよくありました。

彼女は、パパに買ってもらった車を、ドイツから乗ってきていました。

彼女が乗っていた車はヴォルクスワーゲンの紺のカブリオレ。
《イタリアの記憶93》・・・VW_e0123299_23191563.jpg


昼間はオープンにして・・・、暗くなるとホロを閉めて・・・、
「キョウコ、ドアロックを確認して!開いていると、信号で止まった時に外から開けられるかもしれないから」などと何度も注意をされて。。。


イタリアで乗ったヴォルクスワーゲンの記憶があまりにも鮮明で、
「私も車を所有する事があったらヴォルクスワーゲンがいいな♪」
と、決めていたのです。



約15年前、田舎暮らしを初めて、最初に購入したのはヴォルクスワーゲンのゴルフでした。
2年落ちの限定車でしたが、乗り初めて1年後、エアコンのコンプレッサーが炎上。
多数の諭吉の卒業を見送り修理したのも束の間、更に2年後にはミッションが壊れ、買い替えを余儀なくされる事に。。。


浮気心からローバーに買い替えました。
ディーラーにあった1年落ちの試乗車でしたが、約3年後、やはりミッションが壊れ、修理すると40万だとか。。。


一ヶ月考えて、考えて、決断したのは、やはりヴォルクスワーゲンにしようと言う事。
今までの車は中古と新古車だったので、今回は思い切って新車にしよう。
そこで予算的に可能なのは『POLO』。。。


私の車選びのモットーは、第一に命の安全なんです。
運転にまるで自信がない私は、仮にぶつかったとしても命の保証をしてくれる車でないとダメなんです。
一台目のゴルフは、車体がどっしりと重い感じで、ドアも頑丈でしたが、2台目のローバーは、強風が吹いただけで飛ばされそうでした。




約8年前に私の下にやってきたPOLO
カブリオレじゃないけど、あの時と同じ紺色。
《イタリアの記憶93》・・・VW_e0123299_2338524.jpg


先日こんな走行距離になりました。
《イタリアの記憶93》・・・VW_e0123299_23324681.jpg

今まで、多少の不具合はあったものの、大きな修理をした事もなく、この間にタイヤの取り替えも1度だけ。
大当たりの車です。
『ヴォルクスワーゲン ポロ』が、今や『ボロクソワーゲン ボロ』になってしまいましたが、ドイツ人の『物を大切にする気持ち』を継承して、乗れる所までは乗りたいなって思ってます。

《イタリアの記憶93》・・・VW_e0123299_23381154.jpg
助手席の乗り心地もいいみたいですしね。


《余談》
イタリアでは、購入早々に物が壊れたりすると『これは金曜日に作られたのね』と言います。
土日が休みの会社が多いから、金曜日は上の空で仕事をしているって事。←これって日本では有り得ないですよね。


ちなみに、10年前くらいから、ミラノもきれいに洗車されている車が多くなりましたよ。

by sole-e-luna | 2009-02-07 00:10 | 生活/言葉

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